[2023/2/26]
作成
ChatGPTは文章を生成するAIとして,最近話題になっています.画像生成AIでないAIは画像を生成することはできないでしょう.しかし,掲示板・ニコ生でコメントアートのようなものを見かけたことはないでしょうか?Webのデータを学習しているChatGPTであれば,画像に近い表現方式も可能なはずでしょう.回路の配線を表現する程度であればできそうです.そこで,電子工作の回路設計についてChatGPTの活用を検討していきます.
ChatGPTとは?
ChatGPTは、OpenAIによって開発された大規模な自然言語処理のモデルです。GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、Transformerアーキテクチャを用いた事前学習によって自然言語生成タスクに優れた性能を示すことが知られています。 ChatGPTは、様々な自然言語処理のタスクに対応した大規模なデータセットで事前学習されており、一般的な自然言語の理解や生成、対話などのタスクに用いられます。...*1
- GPT-3のバージョンで1兆2,000億のパラメータを持つ.
- 事実と異なる回答を生成する可能性が十分ある [2023/2]
ChatGPTの訓練データ
- BookCorpus:1,100万冊以上の本からなるテキスト
- WebText:ウェブページのテキスト
- Wikipedia:Wikipediaの記事
- Common Crawl:インターネット上に公開されている大量のテキストデータ
電子工作
電子工作には以下のような作業手順が考えられます.
- 作りたいモノのアイディア
- 回路図の作成
- プログラムの作成
- 実装
- 回路などのテスト・修正
- 仕上げ
アイディアの問答,プログラムの作成については他の記事などで可能性が議論されているので割愛します.実装・仕上げなどは物理層になるので割愛します.この記事では,回路図の作成について検討したいと思います.
回路設計をChatGPTに訊く
定電圧回路
5Vの定電圧を出力する回路を訊いてみましょう.
「5Vの定電圧を出力する回路を設計してください」
材料: 電源(任意のDC電源) レギュレータIC(例えば、LM7805) キャパシタ(0.33μF) 入力と出力のフィルタキャパシタ(任意の値) 回路設計手順: 電源を接続する。 LM7805を回路に接続する。入力ピンは電源に接続し、出力ピンは5Vの出力を提供します。 キャパシタ(0.33μF)をLM7805の入力ピンとグランドの間に接続する。 入力と出力のフィルタキャパシタを回路に追加する。これらのキャパシタは、ノイズの低減と電源の安定化に役立ちます。 回路をテストして、出力が5Vであることを確認します。 注意事項: LM7805は、最大入力電圧が35V以下のDC電源にのみ適しています。 フィルタキャパシタの値は、ノイズが多い場合は増やし、ノイズが少ない場合は減らすことができます。 [ChatGPT, OpenAI]
もちろん文章形式で出力されます.
「文字で回路を画像化してください」
申し訳ありませんが、私は文字だけで回路を画像化することはできません。しかしながら、次のような回路図で表現することができます。 +-----------+ +-------------+ +---------+ | | | | | | | | | | | | | 電源 +--------> LM7805 +-----> 出力 | | | | | | | | | | | | | +-----------+ +-------------+ +---------+ | | 0.33μF キャパシタ(任意の値) | | | | | | グランド グランド この回路図は、電源がLM7805に接続され、LM7805は5Vの出力を提供します。0.33μFのキャパシタは、LM7805の入力ピンとグランドの間に接続され、入力と出力のフィルタキャパシタは回路に追加されます。また、任意の値のキャパシタが入力と出力の間に追加されます。 [ChatGPT, OpenAI]
・・・更新予定
*1:ChatGPT, OpenAI